同人小説制作記

同人小説の制作過程おぼえがき

原稿状況3 入稿時注意点

スパコミ原稿を入稿致しました。しかし、やはり今回もデータ不備をいろいろやらかしました。実際起きたことをメモしておきます。

【今回のやらかし】

1.PDF埋め込みを忘れる

 小説原稿の基本のキです。しかし良く忘れます。チェックツールで確認してから送信しましょう。  →トクプレ PDFfフォント○×チェッカー:http://p.tl/e64Q
そもそも、エディター→PDF化の際のオプションを注意しましょう。(例:Adobe Acrobatであったら、項目「PDF設定」で「プレス品質」選択)

2.表紙データの文字・模様が断切り線にかかっている。

 私はキャンパスサイズ設定の際、前回使用データを改変して使っています。提出した完成品データを使用すると、トンボレイヤーは消えています。(トンボ不要の印刷屋さんであるため)トンボの再設定を怠って感覚で配置をすると上記のやらかしが起きます。簡易トンボだけでも作りましょう。 →簡易トンボ:長方形オブジェクトで断切りエリアを塗りつぶし。オブジェクトの大きさはmm表示にしておく。

3.ボーナスキャンペーン締切について問合せをしたら、無茶苦茶早かった
 
    印刷屋さんにもよりますが、早割やポイントボーナスがあります。しかし、いつもお取引している所でも、HPでうっかり見落とすこともあります。今回データ送信時の通信欄で「以前のようなボーナスキャンペーンやっているか。適用対象か。」と尋ねたところ、予想より半月以上早い締切でした。本文スピード手術して出しました。対策は、「はよ聞く」「仕様とスケジュールが決まった時点で確認」です。

以下、ポカをした原因分析と、作業環境振り返り。

 


私は作業工程が、本文執筆→本文完了後、仕様決定・発注→表紙作成→入稿
です。このため、本文を終えて魂が抜けた状態で発注事務・データ加工しています。しかも刊行ペースが2か月に1回なので、前回のことは大体忘れています。
急ぐ時ほど感覚に頼ってしまうため、セーフティネットを前もって張って置くのが大事だなと今回もまた痛感しました。

・参考・・・仕様・作業環境
発行部数:15部/1種1イベント 金銭に余裕がある場合、2イベント分=30部発注
発行形式:オンデマンド印刷
印刷サイズ:新書版
提出データ形式:本文 埋め込みPDF/表紙 PSD形式
作成データ形式:本文 Wordファイル/表紙 xcf形式(GIMPで作成。RGB)
送信形式:印刷所ポータルサイト

PP加工なし、地色がある紙での表紙発注にしました。またRGBCMYK変換オプションも省きました。この二つ、見積りを見てみると意外と高いですね。印刷所次第ですが。
 新書版も印刷所によっては3ミリ前後仕様に差があるのが怖いところです。